【給与&待遇アップ】現場監督でおすすめの資格は?

2020-06-04

  • 給与・昇給

工事を円滑に進めるために必要な工期や予算、安全などを管理し、現場全体をマネジメントするのが現場監督の役割です。現場監督になるための必須資格はありませんが、資格を持っていると待遇面の向上やキャリアアップに役立ちます。しかし、何の資格を取得すべきか、仕事と勉強を両立できるのか、気になる方も多いでしょう。今回は現場監督が資格を取得するメリット、現場監督におすすめの資格について解説します。

 

■現場監督で資格を持っていると給与と待遇面などで有利!

現場監督は資格がなくてもできる仕事であり、取得した資格が仕事に直接役立つとは限りません。しかし、資格の取得をおすすめするのは以下のメリットが得られるからです。

◇資格手当などで給与アップ

取得した資格の種類により、資格手当や基本給のアップといった待遇面のメリットが期待できます。資格を取得すると、一時的に支給される奨励金が受け取れるケースもあるようです。また、教材や研修費などの資格の勉強にかかる費用を負担する制度を設けている会社もあります。

ただし、会社によって内容が異なるため、事前に就業規則や資格の制度を調べておきましょう。

◇周囲からの評価が変わり待遇が良くなる

取得した資格が難易度の高い上位資格の場合、上司や同僚、職人からの評価が上がります。例えば、建築士、施工管理技士といった国家資格は、評価を上げるのに効果的です。

また、若手が資格を持つと優秀な社員と認められ、コミュニケーションが取りやすくなったり、新しい仕事を任せてもらえたりすることがあります。仕事を円滑に進めることでスキルも向上し、働きぶりが認められると給与アップも期待できます。

◇転職時のに武器になる

現場監督の仕事はあくまでも現場がベースであり、自分の知識や経験、強みを転職活動で伝えづらい傾向があります。一方、資格を持っていると客観的なスキルの証明となるため、転職活動において強力な武器になります。

現場監督は資格がなくてもできる仕事なので、資格があると評価が高くなります。より条件のいい同業他社へ転職しやすくなることも資格を持つメリットでしょう。

 

■現場監督なら持っておきたい資格

待遇面や評価の向上、転職の有利さなどのメリットを得るためには、次の資格を取得することをおすすめします。

◇設計

設計分野では、1級建築士または2級建築士がおすすめです。

1級建築士は、設計の規模を問わないビルや土木などの大規模工事に、2級建築士は規模に制限のある戸建て住宅の現場監督に向いています。

建築士は現場監督の仕事に直結する資格ではありませんが、設計の専門的な知識を持つ証明になり、資格のメリットを最大限に得ることができます。また、1級建築士は合格率が10%前後、2級建築士は20%前後と、難易度が高いことも評価される理由です。資格手当が付く可能性が高いので、待遇アップやキャリアアップを目指す方におすすめです。

建築士の試験は、学科試験と設計製図を作成する実地試験があります。建築士の国家試験は1級・2級ともに難易度が高いため、仕事と勉強を両立する必要があります。仕事が忙しい現場監督は、独学よりも講習会や通信講座で勉強するといいでしょう。

◇施工管理

現場監督の仕事にもっとも近いのは、国家資格の施工管理技士でしょう。建設現場における工程管理や原価管理、安全管理などの施工管理に関する資格です。施工管理技士を取得すると、各営業所に必要な専任の技術者や主任技術者、監理技術者として認められます。

施工管理技士は工事の分野で資格が分かれているのが特徴です。現場監督にオススメしたい資格は「建築施工管理技士・土木施工管理技士・建設機械施工技士・管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士」が挙げられます。そこで、令和元年度の各試験の合格率を見ていきましょう。

・建築施工管理技士‥‥‥1級学科:42.7%、1級実地:46.5%、2級学科:34.7%、2級実地:27.1%

・土木施工管理技士 ……1級学科:54.7%、1級実地:45.3%、2級学科:67.1%、2級実地:39.7%

・建設機械施工技士 ……1級:25.1%、2級:42.4%

・管工事施工管理技士 ……1級学科:52.1%、1級実地:52.7%、2級学科:69.3%、2級実地:44.1%

・電気工事施工管理技士 ……1級学科:40.7%、1級実地:66.3%、2級学科:58.7%、2級実地:45.4%

 

施工管理技士の試験は学科試験と実地試験がそれぞれ出題されます。建築士よりも難易度が低いため、現場監督でも比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

とはいえ、仕事と勉強を両立するには、スケジュールを組んで地道に勉強することが大切です。独学で勉強する場合、過去問を解いてみて、分からない問題を解説で確認するのが基本の勉強法です。施工管理技士は独学でも合格できる可能性は十分ありますが、早く資格を取得したい方は学校に通うか、通信講座を利用してもいいでしょう。

◇電気設備

電気工事に携わる現場監督は、「電気工事士」や「電気主任技術者」がおすすめです。

電気工事士は 、自家用電気工作物の保安に関する知識や技能を問う試験で、住宅やビルなどの配線設備工事や、電気のメンテナンスで役立つ資格です。電気工事士の試験は、筆記試験と配線図を完成させる技能試験が出題されます。

令和元年度の電気工事士の合格率は、 第二種で筆記・技能ともに約65% 、第一種の筆記は約54%、技能で約65% という結果でした。筆記試験の勉強法は、過去問の演習と参考書の確認でカバーできます。一方、配線図を実際に作成する技能試験は、単線図を複線図に書き直す方法を覚えること、実技試験の問題を何度も練習することが大切です。

そして、電気主任技術者は、発電所や変電所、工場、ビルなどの電気設備の保安監督業務に携わることができる資格です。電気工事士よりも上位資格にあたるため、難易度が高い試験になります。

令和元年度の電気主任技術者の合格率は、第一種の一次試験で約24%、二次試験で約17%、第二種の一次試験は約24%、二次試験で約23%、第三種は約9% です。ただし、第一種は電力会社の保安業務に携わる資格のため、現場監督の場合は第二種、または第三種を取得するのが良いでしょう。

第三種電気主任技術者(電験三種)を受験する場合、「理論・電力・機械・法規」の4科目が出題されます。合格率9%という難易度からわかるように、最低でも10ヵ月で1,000時間程度(平日3時間、休日5時間で月100時間程度を10ヵ月で算出)の勉強が必要とされています。発電や送電、配電といった電気の知識はもちろん、数学や理科の知識も問われるため、自分のレベルに応じて基礎を固めましょう。

◇消防設備

消火器やスプリンクラーなどの消火設備の資格も、現場監督におすすめの資格です。国家試験の「消防設備士」や、講習を受講して終了考査を受験する「消防設備点検資格者」が挙げられます。

消防設備士はデパートやホテルなどの商業施設において、屋内消火栓やスプリンクラー、自動火災報知設備などの工事や整備を行うための資格です。消火設備の工事や整備、点検ができるのは「甲種」で、整備と点検のみは「乙種」、消火設備の種類によって甲種は1種~5種、乙種は1類~6類の区分があります。

令和元年度の消防設備士の合格率は、甲種で20~30%前後、乙種は30~50%前後という結果でした。もっとも受験者数が多い4類を例にした場合、甲種で3ヵ月、乙種で2ヵ月前後の勉強時間が必要です。ただし、消防設備の知識が何もない方は、もう少し勉強時間を増やしましょう。

また、消防設備士の学科試験は科目ごとに足切り点があるため、各科目でまんべんなく点数を取らなければなりません。記述式の実技試験もあるので、鑑別と製図の知識が必要です。

一方、消防設備点検資格者は、3日間の講習を受講し、最終の考査に合格すると資格を取得できます。受験資格に管工事施工管理技士や消防設備士、電気工事士などが必要になるため、資格を満たしているか確認が必要です。

考査の問題はレベルが高いといわれていますが、考査中に講義資料を持ち込むことができます。考査に出題されるポイントは講習中に発表されるため、聞き漏らしのないようにしっかりメモを残ることが合格の近道といえるでしょう。

 

■まとめ

現場監督は資格がなくてもできる仕事ですが、建築士や施工管理技士といった資格を取得することをおすすめします。現場監督が資格を持つと、待遇面の向上、若手社員のスキルアップやキャリアアップ、転職で武器になるというメリットがあります。現場監督に役立つ施工管理技士、設計の高度なスキルが身に付く建築士は、資格手当が付く可能性の高い資格です。電気工事や消防設備の資格を取得すると、仕事の幅がより広がるでしょう。

そして、給与アップを目的に資格の勉強をしている場合、同時に転職を検討することも1つの方法です。現場監督からさらなるキャリアアップを考えている方は、現キャリのキャリアアドバイザーにぜひご相談ください。

 

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