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CADオペレーターの将来性は?AIの影響で仕事がない?10年後どうなるのか解説

CADオペレーターの将来性は?AIの影響で仕事がない?10年後どうなるのか解説

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設計を図面にするCADオペレーターは、さまざまな分野で活躍できる仕事です。しかし、AIの技術が登場したことにより、「CADオペレーターの仕事がなくなるのでは?」という不安を持つ方も少なくないでしょう。

CADオペレーターとして長く働き続けるためは、新たなスキルや技術を身に付けておくことが必要です。

今回は、AIの懸念も含めたCADオペレーターの将来性、今後もCADオペレーターとして働いていくためのポイントについて解説していきます。

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CADオペレーターの仕事がなくならない理由

結論からいうと、CADオペレーターの仕事が完全になくなる可能性は低いです。そこで、CADオペレーターという立場の重要性と将来性、AIに代替される懸念について見ていきましょう。

CADオペレーターの仕事の重要性

建設や機械、インテリア、アパレルなど、設計が必要な分野はCADの技術が欠かせません。各分野でCADオペレーターを必要とするため、この仕事が今後消滅するとは考えにくいでしょう。

ただし、CADの操作ができるだけ、という人は将来性に不安があるのは事実です。各分野の知識や高度な3D CAD、設計などのスキルを身に付ける、コミュニケーション能力を上げるといった努力が求められるでしょう。

CADオペレーターはAIに代替されるのか?

CADオペレーターのすべての業務が、AIに奪われる可能性は低いでしょう。建設分野の設計業務は、予算や目的、土地の形状などがプロジェクトごとで異なります。

設計をパターン化することが難しいため、データによる単純作業や共通点を見つけるといったAIが得意とする作業にあてはまらないのです。

また、設計者の要望や感情的な要素をくみ取ること、工程などを考慮した複雑な設計は、現在のAIにはできないことです。一度設計したもので大量生産が可能な製造業に比べ、毎回異なる設計をする建設業のCADオペレーターは今後も必要な存在でしょう。

実際のところ、CADシステムにAI技術の導入が進んでいます。紙図面から間取り図をトレースするものや、図面内の手書きマークをAIが判定しCADデータに置き換えるものなど、CADの作業効率化が期待されます。

しかし、前述のとおり、パターン化されていない設計はAIが苦手とするため、建設業においては設計や施工のプランを検討するツールとしてAIを使うという位置づけになるでしょう。

CADオペレーターとして生き残るためのスキル

AIに仕事を完全に奪われる可能性が低いとはいえ、専門的な知識やスキルがないCADオペレーターは生き残ることが難しくなります。そこで、将来性のあるCADオペレーターになるために、身に付けておくべきスキルを紹介します。

業界の専門知識

建設や製造など、自分が携わる業界の専門知識はCADオペレーターの必須スキルです。建設分野においては、図面を解読できるようになるため、建築や設計の知識を学ぶことが重要です。

また、CADオペレーターは設計者と現場の板挟みになることがあり、結果的に設計者に近いスキルを求められるケースもあります。設計の知識に加えて、実際の建設現場の仕事を知ることも時として必要です。

3D CADのスキルを身に付ける

2D CADを扱えるオペレーターは多いものの、3D CADを扱える人材はまだ少ないのが実情です。近年では2Dから3Dへの移行が世界的に加速しているため、3Dのスキルは積極的に身に付けるべきスキルです。

また、主流の2D CADと同様に、3D CADが完全にAIに代替されるのは難しいため、3D CADオペレーターの仕事が簡単になくなることはないでしょう。

CADオペレーターは知っておきたいCADの新技術

CADの技術は目覚ましい進化を見せており、CADオペレーターの4が大きく変わるかもしれませ。そこで、CADオペレーターが知っておくべき、CADの新技術を2つ紹介します。

3D CADのクラウド化

従来のCADソフトは、自社のパソコンにインストールする方法が主流でしたが、近年ではクラウド化されたCADソフトが拡大しつつあります。

CADをクラウド化するメリットは処理時間の短縮です。立体で設計する3D CADは、完成図を生成する演算処理の負担が大きく、処理時間が長いというデメリットがありました。

クラウド化でインターネットのリソースを活用できるため、スマホやタブレットでもCADの操作が可能です。

タブレット端末での作業が可能になったことで、コロナ禍におけるテレワークに役立ちます。オフィス以外の打ち合わせや会議でCADの画面を共有でき、打ち合わせで出たアイデアをその場でCADに反映できることもクラウド化のメリットでしょう。

また、クラウドの2D CADも増えつつあるので、必要に応じてソフトを使い分けることも可能です。

BIM

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)とは、建築物の設計を行うソフトで、はじめから3Dでモデリングするのが特徴です。従来の方法は、2D CADで平面図・立体図・断面図を作成したものを、3D CADであらためて組み立てるというものです。

BIMでは平面の工程を省くことができるうえに、現実と同じ立体モデル(BMIモデル)が再現できます。より複雑な建築物の設計がしやすくなるため、今後はBIMによる設計が増えると予想されます。

BIMを使用すると、建ぺい率や容積率、日影や天空率、コストなどの計算が可能です。BIMを扱うには建設の基礎知識が必要になるため、これまで建設分野のCADオペレーターをした方に最適のスキルといえます。

日本でBIMが導入されたのは最近のことで、欧米よりも遅れているのが実情です。BIMが普及しつつある段階だからこそ、BIMのスキルを習得し、BIMオペレーターを目指すことをおすすめします。そこで、代表的なBIMソフト、BIM関連の資格は次のとおりです。

<BIMソフト>

Revit(制作:オートデスク)

ARCHICAD(制作:グラディソフト)

GLOOBE(制作:福井コンピュータアーキテクト)

<BIM関連資格>

Revit Architectureユーザー試験(主催:オートデスク)

ARCHICAD オンライン認定試験(主催:グラディソフト)

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まとめ

CADオペレーターの仕事はAIに代替されるのは一部で、すべての業務が奪われる可能性は低いといえます。特に、建設分野はプロジェクトで設計内容が変わるうえに、設計者の意図や感情的な要素など、AIにできない部分があるためです。

しかし、生き残れる人材になるためには、各分野の専門知識や3D CADの知識を持つことが重要です。今後はCADからBIMへの移行が予想されるため、BIMオペレーターを目指すこともCADオペレーターのキャリアアップ方法になるでしょう。

もしもCADオペレーターとして働くことに不安を感じたら、建設業界に特化したベスキャリ建設のキャリアアドバイザーにぜひ相談してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

ベスキャリ建設 編集部

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