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現場監督の仕事がつらいと感じている人へ

更新:2022-05-17

現場監督の仕事がつらいと感じている人へ

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建設業界のイメージは「きつい・汚い・危険」の「3K」ですが、これを現場監督そのものと思う方もいるかもしれません。現場監督の仕事量は多く、職人や出入りの業者など、現場で働く人たちを束ねる必要もあります。しかし、建設業界の労働環境はいい方向に変わりつつあり、現場監督として長く働くことでメリットがあるのです。今回は、現場監督の仕事がつらい理由、現場監督を続けるメリット、どうしてもつらいときの対処法について解説していきます。

 

■現場監督の仕事がつらい理由

現場監督でよく見受けられる、仕事がつらい理由を見ていきましょう。

 

◇朝が早い

現場の仕事が始まるのは基本的に午前8時ですが、若手の現場監督は1時間ほど早く現場に入ります。午前7時には現場に着くようにし、始業前に掃除や仕事の準備を一通り済ませるのが慣習のようです。現場が自宅から遠かった場合の早起きなどは現場監督のつらさの一つといえるでしょう。

 

◇大量の書類作成や事務作業

現場監督の仕事は現場の巡回や指導だけでなく、事務所での事務作業も含まれます。工事ごとに施工計画書や工程表、施工図などさまざまな書類があり、工事が始まると日報の他、実施工程表、写真台帳などの書類が加わります。これらの書類は現場での仕事を終えた夕方から作成します。

日中の現場での管理で体力を消費して夕方からの事務作業は、体力的、精神的にもつらいと思う現場監督は多いかもしれません。

 

◇プレッシャーがかかる

現場監督が若手でも、建設業界はプロジェクトの予算規模が大きくなります。工期までに事故なく完成させるのが当たり前の世界ゆえに、若手の現場監督のプレッシャーは計り知れません。もしトラブルが起きると会社に損失を与えかねないことも、プレッシャーを感じる要因でしょう。

また、現場では工期に間に合わせるため、職人に無理を強いることもあります。年上の職人に指示を出しても聞いてくれず、上司やクライアントと職人の間で、板挟みになることも少なくありません。

 

◇会社の上司、顧客や職人など多くの人との調整

先に紹介した通り、現場監督は上司やクライアント、職人との間で板挟みになりやすい存在です。

上司には予算と納期を守るように言われる一方、クライアントの要望はできる限り汲み取る必要があります。職人が指示を聞いてくれないから、という理由で職人を優先すると、会社とクライアントからクレームが入る、といった理不尽な世界に耐えなければなりません。三方向の話を聞きつつ、その間でうまく調整するという難しさは現場監督のつらさといえるでしょう。

 

■現場監督の仕事はつらいけど耐えるメリットもある!

現場監督のつらさを紹介しましたが、この仕事は悪いことばかりではありません。現場監督の仕事を辞めずに続けることで、次のメリットを得られる可能性があります。

 

◇深刻な高齢化と人手不足ということは…

建設業界は現場監督や職人の高齢化に加え、若手の人材不足が深刻な状況です。国土交通省によると、2025年には40~90万人前後の人材が不足するといわれ、建設業界は新規・既存ともに人材確保に取り組んでいます。

若手の現場監督として働き続けると、ベテラン社員が引退することで昇進できるチャンスに恵まれます。昇進による給与アップが期待できるため、長く働くメリットは大きいでしょう。

また、週休二日制の導入といった労働環境の見直しも進んでおり、建設業界はより働きやすい環境に変わりつつあります。今後、建設業界の人材不足が解消されると、長時間労働も少なくなるはずです。

 

◇ICTや最新機器の導入で環境改善が進んでいる

建設業界の環境改善は待遇面だけでなく、仕事の効率化も進んでいます。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ICT(情報通信技術)といった最新技術や最新機器を導入し、以下の技術で業務効率化を図っています。

・AIを活用した地盤を解析するロボの導入
・AIとIoTなどを活用した施工の効率化・自動化
・ICT技術の全面的な活用により、生産性を50%向上する取り組み
・ドローンを活用した3D測量
・3Dプリンターを活用した建築物などの構築

このような技術を導入することで、労働時間の見直しや生産性向上が期待されています。

 

■現場監督の仕事がつらいと感じて限界なときは

現場監督のつらさが限界に達した場合、次の行動を取ってみましょう。

 

◇何に不満があるのか整理する

現場監督の仕事をつらい、辞めたいと感じる裏側には、仕事に対する不満があるはずです。

例えば、人間関係がうまくいかない、仕事量が多すぎる、休みがない、先のことを考えるより早く辞めたい、他にやりたい仕事に就きたい、といった思いつく不満や思いを1つずつ整理します。不満をすべて洗い出したら、不満が改善できる方法がないか、今一度考えてみましょう。不満があっても改善できるようなら会社に残る、どうにもならないようなら転職する、という判断材料になるはずです。

 

◇条件の良い会社へ転職する

転職しか道がないと決めた場合、今よりも年収が高く、労働条件が良い会社へ転職することをおすすめします。

建設業界は人手不足で年収のベースが高くなっており、多くの人材が必要な大手ゼネコンに転職できる可能性もあります。「今までの給料が安すぎた」というケースは建設業界によくある話で、思いのほかスムーズに転職できるかもしれません。

また、激務がつらいという理由で現場監督を辞めたい場合、週休二日制を導入している企業を選ぶといいでしょう。

 

■まとめ

現場監督は朝が早く仕事量が多い、職人と上司、クライアントの板挟みになる大変な仕事です。しかし、建設業界は深刻な人材不足の解消に向け、待遇面や労働環境の改善に取り組んでいます。週休二日制などによる労働環境の改善、最新技術の導入による効率化で、建設業界は他業種のような働きやすい業界に変わることが期待されます。しかし、どうしてもつらいときは現場監督の不満を洗い出してから、転職するか否かを決めることが大切です。

条件のいい環境に再就職できるか不安な方は、現キャリのキャリアアドバイザーが力になります。再就職の悩みを相談できるうえに、希望の条件に合う現場探しをサポートします。転職による年収アップも期待できる、キャリアアドバイザーをぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人

ベスキャリ建設 編集部

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