2級土木施工管理技士にできること、試験制度、試験内容、合格率を全解説!

2022-07-28

  • 転職・キャリアアップ

2級土木施工管理技士とは、土木工事の施工管理における登竜門のような資格です。土木施工管理技士の資格は仕事で役立つだけでなく、現場に配置する技術者として認められる資格です。2級土木施工管理技士は工事内容で3つの種別があり、それぞれ試験科目と第二次検定の実務経験内容が異なります。今回は、2級土木施工管理技士資格の概要、仕事内容、試験に関する情報について解説します。

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■2級土木施工管理技士はどのような資格?

施工管理技士資格の概要、2級土木施工管理技士資格でできること、土木施工管理技士の仕事内容を解説します。

 

◇施工管理技士資格とは?

施工管理技士試験は建設業法に基づく国家資格で、施工管理の技術の証明になるものです。工事種別により7つの資格があり、土木施工管理技士資格はそのひとつです。

2級施工管理技士が携われる現場は、比較的小規模な工事に限られます。大規模な工事に携わるには、工事の規模を問わない1級施工管理技士資格が必要です。

 

◇2級土木施工管理技士で認められる技術者とは?

施工管理技士は建設現場に配置する技術者の資格要件であり、建設関係の資格で重要な位置づけの資格です。2級土木施工管理技士資格を取得すると、一般建設業における主任技術者、専任技術者と認められます。

一般建設業とは、元請業者で下請契約を行う請負代金が4,000万円未満、または下請のみの業者のことです。2級土木施工管理技士は、請負代金が4,000万円未満の現場に配置しなければならない主任技術者、および営業所ごとに配置する専任技術者と認められます。

なお、2級土木施工管理技士の資格は、土木、鋼構造物塗装、薬液注入の種別に分れています。3つの種別により、技術者と許可される工事内容が次のように異なります。

◆2級土木施工管理技士:技術者の許可種目

工事の種類

土木

鋼構造物塗装

薬液注入

土木(一式)工事

 

 

とび・土工・コンクリート

 

石工事

 

 

鋼構造物工事

 

 

舗装工事

 

 

しゅんせつ工事

 

 

塗装工事

 

 

水道施設工事

 

 

解体工事

 

 

出典:建設管理センター

 

◇2級土木施工管理技士の仕事内容

2級土木施工管理技士の仕事内容は、土木工事の現場における4大管理です。4大管理とは、工程管理、原価管理、品質管理、安全管理のことを指します。

工程管理では、工期までに工事を完成させるため、工程表をもとにスケジュールや人員などを調整します。

原価管理は利益を確保する業務で、材料や人件費、建設機械などの原価を管理する業務です。

品質管理は設計図書や仕様書で定める品質を満たしているか、工程ごとに点検や試験を行います。

安全管理では、事故なく工事を終了できるよう、安全な作業環境の確保、作業員の健康チェック、ヒヤリハット活動などの取り組みを実施するものです。

なお、前述のとおり、2級土木施工管理技士は一般建設業の主任技術者に留まるため、小規模な土木工事の現場で勤務します。

 

■2級土木施工管理技士資格の基本情報

2級土木施工管理技士の試験情報、新設された施工管理技士補資格について解説します。

 

◇2級土木施工管理技士資格の仕組みと受検資格

土木施工管理技士の国家試験では、第一次検定、第二次検定を受検します。第一次検定は前期と後期の2回あり、鋼構造物塗装、薬液注入は後期のみに限られるので注意しましょう。

2級土木施工管理技士資格の第一次検定は、17歳以上であれば誰でも受検が可能です。一方、第二次検定を受検するには、第一次検定に合格したうえで学歴、実務経験年数の受検資格を満たすか、第一次試験免除者である必要があります。

2級土木施工管理技士資格における第二次検定の学歴と実務経験年数に対する受検資格は次のとおりです。

◆2級土木施工管理技士資格における第二次検定の学歴と実務経験年数に対する受験資格

学歴

実務経験年数

指定学科卒業

指定学科以外卒業

大学卒業者

専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)

卒業後1年以上

卒業後1年6月以上

短期大学卒業者

高等専門学校卒業者

専門学校卒業者(「専門士」に限る)

卒業後2年以上

卒業後3年以上

高等学校・中等教育学校卒業者

専修学校の専門課程卒業者

卒業後3年以上

卒業後4年6月以上

その他の者

8年以上

引用:一般財団法人 全国建設研修センター

先に述べたように、2級土木施工管理技士資格は土木、鋼構造物塗装、薬液注入の種別があります。第二次検定を受検するには、合格した種別と同じ工事の実務経験が必要です。

 

◇2級土木施工管理技士資格の試験科目

2級土木施工管理技士資格における、3種別の試験科目は次のとおりです。

◆2級土木施工管理技士資格における試験科目

検定区分

試験科目

土木

鋼構造物
塗装

薬液注入

 

第一次検定

 

土木工学等

土木工学等

土木工学等

施工管理法

鋼構造物塗装

施工管理法

薬液注入

施工管理法

法規

法規

法規

第二次検定

施工管理法

鋼構造物塗装

施工管理法

薬液注入

施工管理法

引用:一般財団法人 全国建設研修センター

なお、試験の合格基準は、第一次検定、第二次検定で各60%の得点が必要です。

 

◇2級土木施工管理技士資格の合格率

令和元年~令和3年における、2級土木施工管理技術検定の合格率は以下のとおりです。

◆2級土木施工管理技士資格の合格率

年度

検定区分

土木

鋼構造物
塗装

薬液注入

令和元年

学科試験

63.9%

64.9%

76.7%

実地試験

47.6%

34.5%

33.3%

令和2年

学科試験

70.4%

42.1%

71.3%

実地試験

52.8%

48.3%

41.8% 

令和3年

第一次検定

72.6%

66.0%

83.7%

第二次検定

40.8%

31.9%

22.8% 

出典:国土交通省

 

◇第一次検定合格で2級土木施工管理技士補を取得できる

施工管理技士試験制度の見直しにより、第一次検定に合格すると技士補の資格が与えられます。施工管理技士補は監理技術者の不足を補う目的があり、1級施工管理技士補は監理技術者の補佐を務められます。

2級土木施工管理技士補の場合、何かができる資格ではありません。しかし、2級施工管理技士補は経営事項審査の加点対象であり、企業側も採用する意義があるため、資格手当が支給されるうえに、キャリアアップや転職に役立ちます。

2級の第一次検定は受検資格がないうえに、60%以上を得点できれば合格できる試験です。試験範囲が広く、簡単な試験ではありませんが、これから建設業で働きたい方は受検する価値はあるでしょう。

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■まとめ

2級土木施工管理技士資格を取得すると、一般建設業の小規模な現場の主任技術者、専任技術者を務められます。2級土木施工管理技士は土木、鋼構造物塗装、薬液注入の3つの種別があり、施工管理法科目の内容が異なります。第一次検定に受検資格はなく、17歳以上なら誰でも受検が可能です。しかし、第二次検定を受検するには、第一次検定の合格に加え学歴、および受検した種別の実務経験などが必要です。

第一次検定に合格すると、資格手当や転職で有利になる2級土木施工管理技士補を取得できます。60%以上の得点で合格できるため、土木工事の施工管理に携わる方は受検を検討しましょう。

資格取得に必要な実務経験など、不明点がある方は、現キャリのアドバイザーにご相談ください。

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