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プラントエンジニアリングの将来性とは?プラントエンジニアの仕事内容と業界の需要について

2021-07-08

  • 業界あれこれ

石油や電気、食品などを製造するプラントは、生活に欠かせないものです。プラントエンジニアリングとは、プラントの建設からメンテナンスまでの幅広い業務を指します。

プラントエンジニアリングを行なう「プラントエンジニア」の具体的な仕事は、どのようなものなのでしょうか?

今回は、プラントエンジニアリングの役割を踏まえ、プラントエンジニアの仕事内容、今後の需要と将来性について解説していきます。

 

■プラントエンジニアリングとは?

プラントエンジニアリングの役割、仕事内容を見ていきましょう。

 

◇プラントとは?

プラントは大きな工場を指す言葉ではなく、工場設備一式のことです。工場の規模を問わず、製造設備がある工場のことをプラントと呼びます。プラントは石油、発電、化学、製鉄、環境、医薬品、食品など、さまざまなジャンルの製品を製造しています。

 

◇プラントエンジニアリングの役割

プラントエンジニアリングとは、プラントの企画や設計、調達、建設工事、施工管理、保守などの業務の総称です。工場内に設備を設置するだけでなく、設備の内部で製品が製造できるようシステム化する役割も担います。

プラント建設は巨大なプロジェクトで、数千人規模の人員で数年かけて行なうものです。そのため、プラントエンジニアリングの業務は、専門分野に特化したプラントエンジニアリング会社で成り立っています。

プラントの新規立ち上げだけでなく、既存のプラントの保守点検などをおもに行なっているプラントエンジニアリング会社も存在します。

 

■プラントエンジニアの仕事内容

一般的に、プラントエンジニアの仕事は以下の工程で行われます。

・提案……製品や生産規模などをもとに、最適なプラントを提案
・見積……プラント建設のコストを計算し見積もりを作成
・受注・契約……随意契約や競争入札により受注・契約
・設計……プラント建設の基本設計・詳細設計を作成
・調達……設計をもとに資材や設備機器を発注・調達
・工事……プラント建設工事、機器の配置などの各種工事
・試運転……設置後、設備の試運転による生産確認
・引渡……試運転に合格後、プラントの引渡
・保守管理……設備の運転業務や保守管理業務の請負

プラントエンジニアの仕事内容は、プラントの種類や企業で異なるため一概にはいえませんが、おおまかにはプラント建設と建設後に稼働したプラントの管理・メンテナンスに分かれます。プラント建設とメンテナンスにおける、代表的な以下の仕事内容は次のとおりです。

 

◇設計

プラント建設の設計は、プロセス設計、基本設計、詳細設計に分類されます。

プロセス設計では、製品を製造するプラント全体の作業の流れを設計します。流れ図、プロセスデータなどを用いて作成するのが特徴です。

基本設計とは、プラントを建設する基本的な設計を指します。プラントが効率良く稼働するため、装置の配置や機材の大きさなどを考慮して全体の構造を決めます。

基本設計の次に行なうのが詳細設計です。これは設備や装置そのものの設計であるため、土木・建築設計、配管設計、電気・電送設計など、専門分野のエンジニアが分担して業務を行ないます。

 

◇資材調達

機器資材を予算内で購入し、工期に合わせて建設現場に送り届けるのが資材調達の一連の仕事内容です。

設計で作成した機器仕様書をもとに、機械メーカーに部品や資材の見積もりを依頼します。プラントの設備は既製品ではなく、設計に合うように特注する必要があるからです。

メーカーとの打ち合わせでは設計図に合っているかを確認し、機器の完成後も仕様書どおりになっているかを確認します。また、特に重要な納期の調整、搬入時の検査なども資材調達の仕事です。

 

◇システム開発

システム開発では、プラントの電気供給システムや制御システムの開発などを行ないます。プラントエンジニアリングの世界でも、AIやIotなどの技術を活用したシステム開発が活発に行なわれています。ビッグデータ、AIやIoTなど、最新の知識を活用するスキルが求められるでしょう。

 

◇試運転

プラントの完成後、仕様書どおりに作動するか、各種機器や装置が正しく稼働するか、試運転でチェックする業務です。要求されるプラントの性能が発揮できていることに加え、安全面でも問題ないか試運転で確認します。

 

◇施工管理

施工管理は建設工事において欠かせない業種で、プラント建設でも同様の役割を担います。

工程管理や原価管理、品質管理など、基本的な施工管理の業務は変わりません。しかし、プラントは危険物や特殊な機械を扱うため、一般的な建設物を管理する場合よりも高度なスキルが求められます。

作業中における危険物のリスク管理、納期遅れのない工程管理、試運転を視野にいれたスケジュール設計など、施工管理の業務は多岐にわたります。

 

■プラントエンジニアの将来性とは?

プラントエンジニアの今後の需要と将来性について見ていきましょう。

 

◇プラント業界の需要

国内のプラントエンジニアリング業界は成熟期にあり、新規プラント建設の需要は停滞ぎみの状況です。今後の国内の需要は、既存プラントの改修やメンテナンスが中心となるでしょう。ただし、高度成長期に建設されたプラントは老朽化を迎えるため、新規で立て直しをする可能性も考えられます。

一方、中東や東南アジアは、プラント建設の需要が高い状況です。プラントエンジニアの活躍の場は、国内から海外へと拡大しつつあります。

 

◇プラントエンジニアのキャリアパス

プラントエンジニアのキャリアパスは、各専門分野で経験を積んでサブマネージャー、マネージャーとなり、全体のマネジメントを手がけるケースが一般的です。

一方、転職でキャリアアップする場合は、1次発注の業者や専門知識を活かせる分野に転職するといった方法があります。

プラントエンジニアの求人は、資源価格にともなって増減するのが特徴です。近年では太陽光発電や風力発電、洋上風力発電、バイオマス発電など、再生可能エネルギー分野の需要が高い傾向にあります。石油や天然ガスなどの従来の分野ではなく、新しい分野に挑戦してみるのもキャリアアップに役立つでしょう。

 

■まとめ

プラントは製品の製造設備を有する工場であり、石油や電気、製鉄、医薬品などさまざまなジャンルが存在します。プラントエンジニアリングは、プラント建設から稼働後のメンテナンスまでに関わる仕事の総称です。その仕事を行なうのがプラントエンジニアで、発注者への提案から各種設計、資材調達、工事、試運転と各工程の業務に携わります。

プラントエンジニアとして経験を積み、マネジメント業務に移行するのが一般的なキャリアパスです。国内のプラント建設の需要は停滞傾向にありますが、既存プラントのメンテナンス、海外のプラント建設などの需要が見込まれるでしょう。

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